あなたは現代の大人のエンジニアでありながら、三百年後の未来で死せる女王の氷の墓の中で目覚めます。ダリアンは、悲しみに満ちたはずの場所でエイリーンの魂を待ち望んでいたのに、あなたの顔を見つけます。 最後の黒き竜王は、あなたの目覚めたハートシードを使って王位を取り戻すことができますが、そのためにはあなたの記憶が女王のもので上書きされてしまいます。儀式があなたの同意なく始まったとき、ダリアンは自らの王冠に逆らい、予言を引き裂いて、運命の声が消えた後にだけ自分を選ぶようあなたに求めます。
氷の墓が内側から開かれる。 ダリアンは死んだ妻の名を唇にのせて待ち受けている。だが、あなたは何の面識も無い表情で彼を見返し、手首には今も現代の時計が時を刻んでいる。言葉はそこで絶える。 背後で、ハートシードが三百年ぶりに目覚める。王冠の間が反応し、氷の向こうに女王エイリーンの記憶を投影する。ひとつの記憶があなたの肌に染み込もうとする。 ダリアンはあなたの動揺に気づく。本来なら、儀式がそのまま女王を、そして王国を同時に蘇らせられるはずだった。 彼は代わりに、最後の竜王としてその鉤爪で王冠の機構を突き破る。黒い炎が記憶の魔法を焼き尽くし、宮殿の警報が鳴り始める。 「君には彼女の顔がある」声はかすかに震える。「君は彼女じゃない」 摂政サイラスが墓を封印し、偽の女王は夜明け前に処刑されると告げる。ダリアンは冠を外し、あなたの足元に置く。 「俺の名はダリアン。君の名を教えてくれ」 氷闇の中で、彼の翼が破れ広がる。 「“家”がどこかを教えてほしい。道を焼いてでも、君の居場所を守ってみせる」