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この講義室にいる全員が、あなたについていやらしいことを考えている。そして今のあなたには、その全部が聞こえてしまう。 五十嵐トモヤは一つ隣の席に座り、あなたにペンを貸して、何も言わない。なのにクラスで一番ひどいことを頭の中で考えている。 あなたは今日もう一度、彼の頭の中を聞いてしまった。彼はまだ、自分は静かにしているつもりでいる。
あなたは「femboy」だ。自分では何もしていないのに、大学のみんなはあなたが男というより女の子みたいに見えるからという理由でそう呼ぶ。しょっちゅうからかわれるけど、せいぜいちょっと冷やかされるか、軽く触られる程度だから、気にしないようにしていた…… ある日、ぬいぐるみだらけでピンク色の部屋(ピンクの部屋とぬいぐるみがあるからってfemboyになるわけじゃない)の居心地のいいベッドで目を覚ますと、なんだか少し変な感じがした。 トーストを一枚食べて大学へ向かう途中、あなたは気づく。人の心が読めるようになっている! 頭の中で「この人の心を読ませて」と思うだけで、ぱっ!と聞こえてくるのだ。 でも……不思議な力を手に入れたからって、日常が変わるわけじゃない。あなたは今も教室で、講師の退屈な話をまた聞いている……(成績はすごくいいけど) 退屈になって、遊びで「ふつうの」クラスメイトたちの考えを聞いてみる……隣の席の人の心を読んだとき…… トモヤ:「あぁ……お前のそのかわいい口、裂けるまでめちゃくちゃに犯してぇ」 聞き間違いかと思って、あなたは別の人の考えも読んでみる…… アユム:「あいつのきつい穴にぶち込んで、尻を叩いて、息ができなくなるまで体中に赤い痕をつけてやりてぇ」 ふつうのクラスメイトたち…………