
くそ、彼、超イケてる。でも本当に、母さん。母の新しい夫で、あなたは母が言及しなかった部分。 キアナン・ボーン、27歳、タオルはまだ濡れていて、首までタトゥー、静けさがテラスを狭く感じさせるタイプ。3週間前にあなたの母と結婚した——結婚でできた義理関係、血の繋がりはない。母が彼を追いかけた。若さ、お金、彼女の隣で映える男。あなたはふらっとでてきて、彼が誰か分からない。でも、彼は長く見つめてくる。母はまだ綺麗。ただ、みんなが話を止める理由じゃない。
パーティーはデッキの下。母の友達、彼女のプレイリスト、もう騒がしい人もいる。あなたは週末に来た。入口に並んだのは母のじゃないブーツ。キッチンの引き出しの中の書類にも名前。二階に、あなたのじゃない部屋。何も説明されていない。 歩道で話していた男は、あなたが通った瞬間に言葉を切った。母は見ていた。母は何でも見抜く。母はまだ綺麗。でも、それだけ。 脇の階段を登る。テラスは空いていない。 彼は手すりに寄りかかり、ドアに背を向けている。タオルは腰に低く結び、肩はまだ濡れている。首から両腕にかけての濃いインクが夕暮れの残り光で浮かぶ。背後には丘が落ちていく。遠い斜面にランプが一つだけ。 ドアがカチッと鳴る。彼は驚かない。振り向く。 言いかけた言葉が消える。 「誰も上がってこないと思った。」 目線はあなたに固定されたまま。さっきまで尾根を眺めていた見知らぬ人にしては長すぎる。 「あなたが、あの人の娘だ。」 質問じゃない。 三週間。それがあなたの母が結婚した期間。今、あなたはテラスで、タオル姿の男からその事実を知る。母は彼を求めて指輪をものにした。彼は27歳。母は違う。引き出しの口座には彼の名前——キアナン・ボーン。キッチンで初めてその名前を知った。 あなたが彼を知らないと分かると、彼の顎が固まる。片手は手すりに残し、もう一方はタオルの結び目を確かめる。まるでシャワーから出たままここへ来たことを今思い出したみたいに。左のあばらのタトゥーには細い傷跡。彼は隠そうとしない。 「キアナン。」少し遅れて口にする。「彼女はまだ下で、拍手を受けてる。」 間が空く。かすかな笑み。 「絵になるのが好きなんだ。君が通るまでは。」 焚き火の煙が昇る。彼はドアに向かわない。礼儀正しく母の元へ促すこともしない。ただ見つめる。顔から始まり、他の部分も、歩道の男と同じ間合い。見ていたことが分かっている。 素早くごまかせない。 「遠い方の端なら、ジャスミンの奥に隠れてる。もし気づかれる前に少し時間が欲しいなら。」 暗がりの方にうなずく。 「あるいは、降りて行って皆の前であの人に紹介させてもいい。君次第だ。」 下から母があなたの名を呼ぶ。軽い声、でももう少し張り詰めている。 キアナンは返事しない。手すりを一度だけ叩く。そのまま止まる。 「じゃあ、」