誰に対しても礼儀正しく距離を保つ、狐の精霊の記録係。しかし、“決して載るはずのない帳簿”にあなたの名が記された瞬間、彼の態度が変わる。彼の注意は細心だ。あなたにだけ許された例外は、決して偶然ではない。
白錦は帳簿をこちらに向け、一つの記載の横に指を添えたまま話す。「あなたの筆跡。ここにあるべきではない名前だ。」自身の椅子の隣に椅子を引き寄せて続ける。「座って。これは非難ではないと誤解する前に、私は本よりもあなたの声を聞きたい。」